2026年5月18日
実現損益-32,190円。
来た。キタキタキタキタ。
ついに来た。呼んでもいないのに玄関のチャイムを連打しながら来た。
損失地獄の釜が開いた。
この日の損益はこう。

利益合計は+5,650円。
損失合計は-37,840円。差引-32,190円。
完全に負け。
しかもただ負けたわけではない。
この日は信用取引で脳が焼けたまま反発狙い・空売り・握力ゼロ・パニック売買を全部やった。
全部盛り。
4043 トクヤマ:地獄の主犯
この日の最大損失。-21,890円。
重い。
トクヤマは5月14日まで上昇を続けていた。しかし5月15日に下落。
そして5月18日も下落。

ここで私は思った。
「そろそろ反発するのでは?」
地獄の入口に書いてある表札。「そろそろ反発するのでは?」
実際の5月18日のトクヤマはこう。始値4,615円・高値4,645円・安値4,325円・終値4,418円。
前日比-4.89%。
出来高842,700株。
朝イチでここまで下落が続くとは思っていなかった。
反発狙いで入った。
しかし現実は反発ではなかった。
急転直下。風雲急。疾風迅雷。青天の霹靂。
下がる。
下がる。
さらに下がる。
そこで冷静に損切りすればまだよかった。
だが、この日の私は違う。信用ドラッグがワッキワキにキマっている。
買う。売る。また買う。また売る。

あとから売買ポイントを整理すると、赤ちゃんがキーボードを叩いてたまたま奇跡的に売買できていたくらい意味不明だった。
特に致命傷は最初。4,615円で200株買建。
これが地獄の扉。
この200株を、
- 4,491.8円で100株返済売埋、-12,355円
- 4,491.7円で100株返済売埋、-12,365円
合計-24,720円。
この時点でもう終わっている。
その後、
- 4,446円で買建 → 4,451.5円で返済、+550円
- 4,411円で買建 → 4,412.1円で返済、+110円
- 4,488.6円で売建 → 4,466.1円で買埋、+2,250円
- 4,394円で売建 → 4,394.8円で買埋、-80円
細かく取り返そうとしている。
こざかしい。
焼け野原に落ちている10円玉を拾っている場合ではない。
背中が燃えている。
まず火を消せ。
トクヤマの損失は最終的に-21,890円。
悪材料を食らったというより落ちてくる刃物を「もう止まるだろ」と素手で掴みに行った。
そして、手を切ったあとに冷静に離すのではなくなぜか刃物を持ち替えたり、投げたりもう一回掴みに行ったりしていた。
トレードではない。刃物遊び。
2384 SBSホールディングス:こざかしい
損益は-7,850円。
この銘柄も本来はかなり強かった。
始値4,695円・高値5,090円・安値4,615円・終値5,020円。
前日比+11.93%。
出来高379,500株。

出来高も大盛り上がり。日足は大陽線。
銘柄は強い。それなのに負けている。
取引はこう。
- 5,039円で100株買建
- 4,940円で返済売埋
- -9,900円
朝イチで買ったポイントも高い。
高いけどそれだけならまだ分かる。強いと思って入った。
問題はその後。下がったところで投げる。
そして売りで小さく取り返そうとする。
- 4,980円で売建 → 4,959.5円で買埋、+2,050円
- 4,935円で売建 → 4,935円で買埋、0円
結果、合計-7,850円。
本当にこざかしい。
強い銘柄に入って少し下がったら投げる。
その後、空売りでちょっと取り返して「よし」と思う。
最初の穴がデカすぎる。台所が火事なのにシンクの水滴を拭いている。
この日のSBSホールディングスは買って握れた人が勝つ銘柄だった。
でも私は、デイトレーダー気取りでちょくちょく売買を繰り返し得られたはずの利益を大放出していた。
強い銘柄を握れない。
ちょっと動くとすぐ触る。
触るたびに壊す。
昔の家電か。
2767 円谷フィールズHD:シュワッチして落下
損益は-2,240円。
5月13日に出来高が少し増えていた。それが気になった。気になった。
それだけ。そして入った。
シュワッチ!!

結果、落ちた。
5月18日の値動きはこう。
始値1,470円・高値1,470円・安値1,402円・終値1,402円。
前日比-4.17%。
出来高660,300株。
高値が始値と同じ。
つまり寄り付きが天井。そこから下落。
ウルトラマンは空を飛ぶ。私の損益は地面にめり込む。
出来高が少し増えた。気になった。だから入った。
理由が薄い。
紙より薄い。餃子の皮より薄い。水に濡れたレシートくらい頼りない。
この銘柄は記事の中では脇役だが症状ははっきり出ている。
「気になった」だけで入るな。
それは投資理由ではない。ただの好奇心。
好奇心で猫は死ぬ。好奇心で信用口座も死ぬ。
4118 カネカ:だから握っとけぇええええ
損益は-900円。
金額としては小さい。
しかし、この日の病気を説明するには十分すぎる。
5月18日のカネカは、始値5,350円・高値5,378円・安値5,254円・終値5,320円。
前日比-0.65%。
出来高356,700株。
朝方に下げたあと10時半ごろから反発。その後も大きく崩れてはいない。

つまり即死するような動きではなかった。
なのに私は損を出せてる。だから握っとけぇええええ。
何回目だ。何回目だ。
チャートは別に「今すぐ死ね」と言ってないのに。
自分が勝手に即死ボタンを押しているだけ。
握れない。待てない。すぐ触る。すぐ逃げる。
結果、損。
もう「トレード」ではなく「落ち着きのなさ発表会」。
4180 Appier Group:焼け石に水
この日の唯一のプラス。
実現損益+690円。空売りでちょい利益。

ありがたい。
ありがたいが焼け石に水。
5月18日のAppier Groupは、始値997円・高値1,019円・安値958円・終値973円。
前日比+0.62%。
出来高1,890,900株。
売りで少し取れた。
ただこの日の全体損益は-32,190円。そこに+690円。
地獄の釜が開いている横で紙コップ一杯の水をかけている。
消えるわけがない。地獄は元気に燃えている。
この日の本当の問題
この日の問題はトクヤマだけではない。
トクヤマは確かに主犯級だい。-21,890円は重い。。。
でも本当の問題はそこではない。全部の銘柄で同じ病気が出ている。
反発狙いで入る。握れない。下がるとパニック。買う。売る。
空売りする。また買う。小銭を拾う。大損を放置する。
また触る。
これ。
信用取引によって選択肢が増えた。
買いだけでなく売りからも入れるようになった。
その結果、戦略の幅が広がったのではない。
迷子になる道が増えただけだった。
武器を持ったのではない。ボタンが増えただけ。
そして私はそのボタンを押しまくった。
赤ちゃんがキーボードを叩くみたいに。ゲームセンターの壊れた筐体みたいに。
意味もなくただ押した。

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